Windows11 24H2 NASにアクセスできない
なにかと問題の多いWindows11 24H2 ですが、バージョンアップしたらネットワークハードディスク(NAS)にアクセスできなくなったというケースです。下記のような表示やWindows資格情報でユーザー名やパスワード入力画面が出ることもあります。



これは24H2になって、共有フォルダへのアクセスのセキュリティが高くなったためと考えられます。
解決するための方法の一つは下記の通りです。まずコントロールパネルのユ ーザーアカウントや、タスクバーなどの検索からWindows資格情報の項目を開きます。Windows資格情報の追加を開き、資格情報にNASなどのIPアドレスとユーザー名、パスワードを入力します。


これで解決しない場合は、Windowsのセキュリティレベルを以前の状態に戻すなどの処置が必要です。
Windows11のメールソフト選択


最近Windows11や10のアプリ一覧を開くと、Outlook (new)というソフトが入っていることに気づいた方もいるかと思います。元々Outlookが入っていると、無印か (classic)と二つのOutlookが並んでいる状態です。
このOutlook (new)については従来のOutlookとは別物と考えた方がいいでしょう。今のところ機能も使い勝手も従来のOutlookには及びません。これは今年いっぱいでサポートの切れるWindowsメールに替わるものと考えた方が良さそうです。Windowsメールは2024年いっぱいでメールの送受信も停止しますので、単なるサポート切れとは状況が異なります。
問題は、いくつかあるMicrosoft Office の中で一般家庭などで最も購入される、あるいはプリインストールされている Office 2024 Homeには、Outlookが含まれないことです。Office 2021 Personal には Outlook が含まれますが、2024 Home には Power point が替わりに入っています。ただ、Power point とOutlook を共に必要とする方は Home & Businessを選択するでしょうから、Home のこの変更は混乱を招きそうです。
現状でOutlook (classic)=有料版から Outlook (new)=無料版へのデータ移行が出来ない状態です。Outlook有料版のデータファイル(pst)を無料版では直接インポートできません。アドレス帳はcsvファイルにエクスポートしてインポートする必要があります。pstファイルからのインポートは来年春頃には可能になるとされてはいます。
これからOffice 2024や、それがプリインストールされたパソコンを購入しようという場合は、その種類に注意された方がいいでしょう。
ExplorerPatcherのアップデートをお忘れなく

以前ごこちらで紹介した Windows11の使い勝手をよくする ExplorerPatcherですが、Windows11の最新バージョン「24H2」にアップデートする際、ExplorerPatcherのバージョンが古いとトラブルになる可能性が高いです。
弊社のテスト用パソコンでは24H2にアップデートしたところデスクトップ画面が出ず、画面が真っ暗なままになりました。タスクマネージャーは起動するのでWindows11自体は起動しているようですが、エクスプローラーが起動せず一旦ログアウトする必要がありました。再度ログインしたところ ExplorerPatcherのエラーが出たため最新バージョンにアップデート、今度は正常に起動してデスクトップ画面が出ました。
ExplorerPatcherの現在のバージョンはWindows11 24H2に正式に対応していますので、最新バージョンにアップデートしてから24H2にすることをお勧めします。
Windows11の便利機能-1

Windows11になって特に最新版の23H2バージョンでは、色々と便利な機能が搭載されています。AI機能などもそうですが、画面や動画のキャプチャーを取るのが、お手軽にできるようになったことがあります。
キャプチャーしたい画面で「print screen」キーを押すと、このように画面中央上にキャプチャーのコントロールパネルが出てきます。ここで静止画なら左のカメラマーク、動画ならその右のビデオマークをクリックします。+カーソルが出ますのでキャプチャーしたい画面の範囲を指定してスタート、動画の場合は赤い■のボタンで録画停止。するとsnipping toolというウインドウが開くので、そこから画像や動画の保存が出来ます。
特別なソフトも不要ですし、これまでのようにクリップボードのデータを画像ソフトにペーストする手間もないので便利です。
Windows10と比べて操作性が違うため11へのアップグレードをされていない方も多いかと思いますが、以前の記事のようにそれを改善することは可能です。Windows10へアップグレードを迷っている方は、来年10月のサポート終了前に、余裕を持って対応されることをお勧めします。
お盆休み期間の営業時間について

お盆休み期間(8月10日~18日)も通常通り、午前8時から午後7時まで通常営業しています。
宅配便ご利用の場合、集荷や配送に通常より日数がかかる場合もありますので余裕を持ってご利用下さい。
また、夏休み明けにしばらく使っていなかったパソコンやネットワーク機器が不調になるケースがありますが、ご連絡頂ければ迅速に対応させて頂きます。
Windows11の使い勝手を良くする
Windows10から11へ移行したものの使い勝手が悪いと感じることが多いという方に、ひとつの ソフトをご紹介します。Windows11の操作性を10に近づけるという感じの ExplorerPatcherというソフトです。
Windows11へ移行した際いちばん不便なのは、エクスプローラーなどの右クリップメニューが変わりコピーやペーストなどに余計なワンクリックが必要になりました。あとエクスプローラー上部のリボン表示がなくなり、余計な手間も増えました。タスクバーも中央か左寄りの位置は変えられますが、左右や上部に全体の位置を移動することもできなくなりました。


これらを解決してくれるのが ExplorerPatcherで、こちらからダウンロードできます。ページの右にある Latestをクリックして、下の方にある ep_setup.exeをダウンロードしてインストールして下さい。
ソフトを起動して、左メニューのタスクバーやシステムトレイでWindows10の形式に変更したり、タスクバーやリボンの配置を変更することが出来ます。ソフトがWindows11と合わなかったり、変更して動作がおかしくなったらアンインストールすれば元に戻ります。右クリックの変更はレジストリの訂正でも可能ですが、かなり面倒な操作が必要となるのでおすすめのソフ トです。
有料のウイルス対策ソフトは必要か

メーカー製のパソコンを新品で購入する際に付属してくるウイルス対策ソフトですが、そのほとんどは1ヶ月の無料体験版でその期間を過ぎると有料版への移行を促すメッセージが出ます。
実はWindows10の最近のバージョンやWindows11では、標準で付属するMicrosoft Defender (Windowsセキュリティ) のウイルス対策の性能が上がり、有料のウイルス対策ソフトの性能を上回るようになってきています。第三者機関によるウイルス対策ソフトの評価でも、ウイルス防御性の高さ、誤認識率の低さともにDefenderはトップクラスの性能を持っています。
最近のウイルスはパソコンにプログラムをインストールせず、ウェブの閲覧履歴から詐欺メッセージなどを表示させるタイプが増えています。メールの添付ファイルを開いて感染してしまいネットワークにつながった社内のパソコンにウイルスをばら撒いてしまうケースも多いです。
このようなウイルスに対して、有料のウイルス対策ソフトとDefenderの防御性能に大きな差は無いというのが最近の状況です。


Defender以外のウイルス対策ソフトが入っていると誤作動防止のためDefenderは作動を停止します。無料期間の過ぎたウイルス対策ソフトを継続使用する意思がなければ、アプリの設定やコントロールパネルからアンインストールしておきましょう。
またDefenderを使用中であれば、最初の図の左上のアイコン「ウイルスと脅威の防止」をクリック、下にある「ランサムウェア防止の管理」の「コントロールされたフォルダーアクセス」をオンにしておきましょう。
またインターネットの閲覧にGoogle Chromeを常用されている場合は、こちらのサイトからプラウザからのウイルス侵入を防止する拡張機能をインストールしておくことをお勧めします。 (右上にあるChromeに追加をクリック)
ゴールデンウィーク中の営業時間
4月29日から5月6日までのゴールデンウィーク中も、午前8時から午後7時まで通常通り営業しております。ご来店の場合はご連絡いただければ助かります。
ソフトウェアによるディスククローンの方法

ハードディスクからSSDへ交換、SSDの容量アップのため大容量のSSDへの交換など、ディスクのクローン(複製)には、大きく分けて2つの方法があります。
一つ目は、専用のディスク・デュプリゲータという装置を使用することです。
最近はよりお手軽なスタンドタイプのものもあります。
これらの利点はパソコンを介さずに作業するため、パソコンの性能やOSの状態に影響されないため作業が確実な点です。難点は機器が高価なことで、1度きりの使用では少々もったいないかもしれません。この先、何度も使用するような方にはおすすめです。

二つ目のディスククローンの方法はソフトウェアによるものです。クローンソフトは以前からディスクのバックアップソフトの機能の一つで、いくつかは無料で使用できていました。しかし、最近そのほとんどはクローンについては有料版でないとできなくなっているようです。
そこでご紹介するのは各ディスクメーカーが提供するツールで、そのメーカーのディスクを使用していれば無料でクローンができます。
たとえばウエスタンデジタルまたはサンディスク(Acronis True Image for Western Digital)でしたらこちらからダウンロードできます。ツールメニューからディスクのクローン作成を選択して、ソース(クローン元)とターゲット(クローン先)を間違えないように選択してやれば、ほどんど自動でクローンディスクを作成してくれます。
この他ではサムスンからはData Migrationというクローンソフトが提供されており、こちらからダウンロード可能です。
ソフトウェアでのクローンの利点は、起動しているディスクをパソコンから取り外すことなく作業できることです。デスクトップパソコンなどでディスクを複数搭載できる機種であれば、起動ディスクの他にクローンディスクを取り付けておくことで、起動トラブルが起きた際にbiosの切り替えなどでクローンディスクから起動することが可能となります。OSの環境や設定、データなどすぐに以前の状態でパソコンが使用できることになります。もちろん、これはソフトウェアクローンを行う頻度によりますが、起動中にパソコンを使用しながらクローンが取れるのは便利です。
Windows11をローカルアカウントでセットアップする

Windows10のサポート終了まであと2年を切りました。この機会にWindows11のパソコンへ買い換えを検討されている方もおられるかと思います。
Windows10から11へのアップグレードでは問題ないのですが、11の場合購入後の初期セットアップではマイクロソフトアカウントによるユーザーが必須となり、10までのようにローカルアカウントでの作成が難しくなっています。
Windows10では初期セットアップの際にネットワークを切断しておけばローカルアカウントの作成が可能でしたが、最新バージョンの11の場合はこのような画面から進むことが出来ません。
ローカルアカウントでセットアップしたいという場合は、ここでShift+F10キーを押すとコマンドプロンプトが開くので、ここで次のコマンドを入れてエンターキーを押します。
BypassNRO.cmd
すると再起動がかかり、ネットに接続していなければこの画面の右下に「インターネットに接続していません」と表示が現れて、そこをクリックすることでローカルアカウントでのユーザー設定が可能になります。
One Drive の使用は要注意

最新バージョンのWindows11で は、初期設定の時点でマイクロソフトアカウントによるユーザーと同時に、標準でOne Driveのセットアップがされてしまいます。
One Driveそのものはデータ保存のひとつの方法として有用とは思いますが、無料で使用できる容量が5GBしかなく、ビジネス用途や写真のバックアップなどではすぐに容量不足となりエラー表示を出してきます。
そのほかの問題点は、そのパソコン使用しているユーザーがOne Driveを使用していることを意識していないケースが多い点です。One Driveではパソコンのデータのうちドキュメント、デスクトップ、フォトのデータが自動的に同期される設定が標準的です。そのことを知らずにOne Drive内のデータを削除してしまうとパソコン内の同じデータも同期され削除されてしまう恐れがあります。さらにOne Driveにしか保存されていないデータは、ネット接続が切れると読み出すことができなくなります。また何かの原因でマイクロソフトアカウントからログアウトしてしまうと同様になります。
対策としてはOne Driveにあるデータはすべて パソコン内にもダウンロードしておく、自動的な同期設定を見直して必要なものだけ同期するようにする。できればOne Drive以外に外付けのUSBディスクなどにもデータのバックアップをとっておくことでしょう。
夏場に多いパソコントラブル
